クイズに答えられなくて怒られた記憶。

幼稚園の年中さんの頃、図鑑サイズのナゾナゾの本というのがあって、私はそれを眺めるのが好きだった。
だまし絵がすごく不思議だったり、庭園に動物の絵がいくつかくれているか探したり、よくわからないけど不思議な絵がたくさんあってずっと眺めていた。
ある日、父が珍しく本を読みながらクイズを出した。
ロープに繋がれた牛がいて、杭があるのにどんどん歩き出してしまった。何故でしょう?というものだった。
父は優しく読んでくれたのだった。私はさっぱり意味がわからなくて、答えもよくわからなかった。イメージがピンとこない上に、考えるのが億劫になってきたのもあったかもしれない。
父は何度も読んでくれたのだが、何度も答えたのにも関わらず、答えには至らなかった。

それがどうなったかと言うと、父はキレたのだ。
泣くまで怒られた。正直、親になった今でもクイズに答えない程度で泣かされたのが何故なのか理解できない。
最後に、父はお前は頭が固すぎるといい放ち、去った。

父はこんな感じで孫に接して、さらにお前はバカだきっとこいつは病気だといい放ち、孫から一切無視されている。


そんなこんなでクイズの件は、トラウマ級で記憶されている。